作品名:レインレイン・ボウ 作者:加納朋子 刊行社:集英社
★★★★☆
単行本: 275 p ; サイズ(cm): 182 x 128
ISBN: 4087746755 ; (2003/11)
陶子さんシリーズ第二弾。
っていってもこれで通じる人約2名。
えっと、前に紹介した「月曜日の水玉模様」
の続編です。っていっても趣向はだいぶ変わ
ってしまってますが。
大体、陶子さん自体あんまり出てこないし、
前のようなOL探偵物じゃなくて、どっちかと
いうと青春小説系です。
ってわけで陶子さんのコーデリアぶりも発揮
されません。結構さらさら読める感じで、
年末にはとうに読み終わってました。
これ以上はネタばれなんで追記で
<一番印象に残ったフレーズ>
「僕が知っている陶子さんだって、陶子さんの一部分だと思うし。
単色やツートンカラーの人間なんて、いやしませんよ。色んな色
が虹みたいに重なり合って、複雑な模様を作っているからこそ、
人間って面白いんじゃないですか」
(中略)
陽気にそう請け合われ、どうしてか、涙が出そうになった。