2004年度の公立小学校の校内暴力の発生数が前年度を約18%上回って1890件となり、過去最悪になったことが22日、文部科学省の「生徒指導上の諸問題調査」で分かった。教師への暴力が3割も増加しているという。
小中高全体では減少しており、文科省は小学校の増加傾向に危機感を強めている。
同調査によると、小中高全体の校内暴力発生数は、3年ぶりに増加に転じた前年度から4%減の3万0022件。校外暴力も同2.8%減の4000件だった。
しかし、小学校では、統計を取り始めた1997年以降で最多だった前年度の1600件から1890件に増加。校外暴力も177件から210件に増えた。
引用記事