2004年08月30日

男子マラソン最中の悲劇

 男子マラソンで2位に28秒の差をつけ首位を快走していた
デリマ(ブラジル)に、思わぬアクシデント。36キロすぎ、デリマ
の左手から突然飛び出してきた男とみられる人物がデリマを
抱え込むように沿道へ。係員らともみあい、数秒後にデリマは
再びコースへ戻ったが、足をひきずるようなしぐさも。飛び出し
てきた人物は、欧州の民族衣装のような服装だった。
 精神的にもショックを受けたのか、デリマのペースは一気にダウン。
38キロ手前でバルディニ(イタリア)に、さらにケフレジギ(米国)にも
抜かれてしまった。
だが、最後の競技場では、優勝したバルディニをしのぐ歓声がデリマ
を包み込んだ。
 「このレースのためにたくさん練習して、銅メダルを取れてハッピーだ」
と喜ぶ一方で、「レースは難しかった。もし、レース中にあの観客が僕
に襲い掛からなかったら、たぶん僕が勝っていた。あの行為はとても邪
魔だったし、怖かった。リズムを失い、リズムを取り戻すのはとても難し
かった」と思わぬアクシデントの影響を語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)は29日、男子マラソンで沿道から飛
び出した男に襲い掛かられる不運にもかかわらず、銅メダルを獲得した
バンデルレイ・デリマ(ブラジル)にフェアプレーをたたえるピエール・ド・クー
ベルタン・メダルを授与すると発表した

関連記事:Yahoo!
ありえねー!警備員はなにしとるんだ


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Title: gelmut texas
Excerpt:
From: gelmut texas
Date: 2005.09.21

Posted by hotstaff at 2004年08月30日 07:43 | TrackBack
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