米プロバスケットボール、NBAのクリッパーズは31日、PG田臥勇太(25)の解雇を発表した。9月に同チームと契約し、15人の開幕ロースター入りを目指したが、最後の1枠で落選した。2年連続のNBA開幕メンバー入りを果たせなかった田臥は今後、他チームからの獲得申し込みを待ち、ない場合は下部リーグでプレーする道を探る。
最後の16人に残っていた田臥だが、夢はかなわなかった。同じPG(ポイントガード)でNBAで7年の経験のある34歳のゴールドワイヤーが、最後に残った。登録締め切り直前までコーチ会議を開いて検討し、最終決定を下したダンリービー監督は「田臥はキャンプ中、チームのために良くやった。彼のプレースタイルが問題ではなく、経験不足ということで決めた」と説明した。
3回目となるNBAキャンプ。プレシーズン戦7試合に出場し、1試合平均で、約14分間出場、3.6得点、3アシスト、1.4スチール、2.1リバウンド。指令塔としてチームをリードし、何度もファンを沸かせた。しかし、9季ぶりのプレーオフを目指すチームの編成上、控えの指令塔を新人2人に任せることができず、ベテランを残すことにした。
「経験不足」が放出の原因とあって、田臥は「経験はどうしようもないことですから…。僕もこうやって経験していくしかない。今は現実をしっかりと受け止め、次にどうすればいいか考えていきたい」と努めて笑顔を見せた。今後については「今は頭がまわらない」。獲得チームがなければ、フリーエージェントとして次の行き先を探すことになる。
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田臥でも入り込めないNBAの世界。
厳しいなぁ。