現地時間8日、ラトビアの首都リガでアウェイ戦に臨んだ日本は、試合終了間際の失点により2対2と引き分けた。
事前の予想通り、中盤をダイヤモンド型にして4−3−1−2の形でこの試合に臨んだ日本は、序盤から試合を支配。そして迎えた5分、早くも日本が先制点を挙げる。ボールを受けた高原が、ゴールまで30メートルのところで落ち際のボールを強烈に叩くと、ドライブ回転のかかったボールがGKコリンコの頭上を見事に抜いた。
ホンジュラス戦に続く高原のゴールでリードを奪った日本は、その後も中盤の中村、中田英、松井が自由にポジションチェンジを繰り返し相手を翻弄。ヴェルパコフスキスを中心にカウンターでチャンスを窺うラトビアの攻撃を抑え込み、日本1点リードのまま前半を終えた。
後半を迎えると、日本はまたもや開始早々に得点を奪う。ゴール前での細かいパス回しから柳沢がDFラインの裏に抜け出すと、最後は相手DFに倒されPKを獲得。これを中村が左足で強烈に叩き込んで追加点を挙げた。いい時間帯の得点でリードを広げた日本は、落ち着いて試合をコントロール。65分には、柳沢に代えて大久保が登場する。しかしその直後、CKから最後はリムクスに押し込まれてしまう。
疲れが見え始めた日本は、徐々に試合のペースをラトビアに奪われ、残り15分になると中村、松井に代えて、坪井、三都主を投入。中田浩をボランチへ上げ、3バックへと布陣を変更した日本だが、膠着状態を打破できず。このまま試合終了かと思われた90分、中田浩の横パスをかっさらわれると、GKと1対1になったルビンスが落ち着いてボールを浮かしゴールに流し込み、まさかの同点弾。このまま試合は終了のホイッスルを迎えた。